ダイブマスターへの道-4章:2日目

二日目ともなると、それほど緊張はしない。午前はジュリーさんが行うオープンウォーター講習のプール実習のアシスタントとして参加。昨日もスキルサーキットをやっていたので、その復習ちっくに自分でも横で見ながら練習してみる。もちろん講習生がトラブルを起こした時のためのサポートなので、講習生がやるときにはしっかり見ている…つもり。人のやっているのを見ると自分にも勉強になる。やはり人それぞれストレスのポイントや出来不出来はあるので興味深かった。

午後はプール実習の残りをやったあと海洋実習に同行。P.C.R.の桟橋ポイントである。ここの桟橋、700mもあるために歩くだけで一苦労。まずは、一本目で全員でエントリーして水底に集合するが、途中でストレスを抱えた人が浮上して脱落。そのため、ジュリーさんは残りの講習生を相手に講習を続け、自分はその人を曳航して一本目は中断した。

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ダイブマスターへの道-3章:始まり 1日目

フィリピンってすげー国だ。

早朝に迎えに来てもらい初めてショップに移動中に思ったことだ。空港から宿までは夜だったこともあって、あまり状況が読めなかった。それに空港周りは道路もしっかりしているし、街っぽい。だが、マクタン島のリゾート地域を通る道路の周辺はもうスゴい状態。そこらへんにヤギや牛、そして鶏がいる。野生じゃなく飼育されているようだが、放し飼い。フリーダムな作りの家がほとんど。なんというか冬という季節があったら、凍え死にする人が続出するだろうな、と思う街。暑い国はすべてが適当でも死にはしないのだろう。この光景は最初はかなりの衝撃だったが3日するうちに慣れてきたw

ま、こんな感じの街ですw

さて、いよいよP.C.Diversに到着し、いよいよダイブマスター講習(以下DM講習)の始まりだ。

最初はオリエンテーション。日本人インストラクターのシズちゃんこと山口さんから受ける。ここではスケジュールなどの概略などを説明してもらう。だが、予定は予定なのでガンガン変わるので前日にスケジュールを決定します、とのこと。初日だが、一応器材類は全部持ってきたので潜る用意はあるのだが今日は潜るかどうかは不明。

そしていきなりDM講習として一番自分がイヤだな、と思うスタミナスキルからのスタートになった。インストラクターはジュリーさん。かなりでっかいカラダだけど優しくてダイビングは当たり前だけど、上手な人。その人についてもらい、まずは立ち泳ぎのチェックから。このDM講習の立ち泳ぎは15分間行ううち、最後の2分は水から手を出さなければならないというもの。息をめいっぱい吸って、浮力を確保し顔だけ出すようにして脱力して浮くようにする。真面目に泳ぐと疲れるのでこれで浮いている状態を作るわけだ。そして最後の2分間は多少足を使いつつクリア。これはできてしまえば満点の5点。最後のパートで手を水に入れちゃうと3点。ここで得点を稼がないとクリアできないのでがんばってみた。

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ダイブマスターへの道-2章:出発編

3月某日。成田へ向けて出発。ちゃんと荷物の準備をしたつもりでもやはり忘れ物はある…。自分のクルマを運転して成田へ向かったのだが、途中「あれ?新しいダイコン*1持ってたっけ?入れた記憶がないな。あ、eRDPML*2もないや…」と忘れたかもしれないものをツラツラと思い出す。途中幕張SAで確認するも、やはりなかった。まぁ、なんとかなるだろ。もう戻れないしなんとかなるだろ、と思って成田空港へ到着し、クルマを預けた。

*1 新しくMARESのMatrixを用意しておいたというのに…
*2 PADIのマルチレベルダイビングするときのダイブテーブル計算機。講習時に使うので買わないといけないグッズ。でも今後使うことはない…。

さて、JALでチェックインして荷物を預けたのだが、ここでe-Ticketを受け取ったときに疑問が生じたのでグランドスタッフに聞いてみる。「あのさ、マイレージとフィリピン航空のチケットが別切りになってるけど、これでも国内線の荷物を国際線扱いしてくれるのかい?」と聞くと、確認します、ということになる。そしてグランドスタッフが言うには大丈夫だということだった。ここで大丈夫と言われたら、これ以上確認しようがないので、そのまま機上の人となる。

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ダイブマスターへの道-1章:準備編

今回ダイブマスター講習を受けるのは、セブ…マクタン島にあるP.C.Diversというダイビングサービス。まずはメールで打診してみて、受け入れてくれるかどうかを確認。先方の都合により開催されない場合もあるかもしれないからだ。この心配は杞憂で、いつでも受け入れてもらえるようなので、次に必要な教材ややっておかなければならないことをヒヤリングする。そしてmic21で教材を全部揃えた。支払いの段になって、ホントにPADIのマニュアルは高すぎるな、と思うが何千冊も売れるものじゃないから仕方ないか。

とりあえずマニュアルの合計金額は次の通り。DVDはいらなかったのかもしれないが、購入しておいた。後でかなり役に立った。なお、インストラクターマニュアルはデジタル版を購入。iPadに突っ込んでAdobe AcrobatReaderで読める。これを見ながら学科試験を受けるときには、検索ができるのですごく便利。iPhoneやAndroid端末にまで入れられるしね。

ダイブマスターマニュアル ¥4,053
エンサイクロペディア ¥13,650
インストラクターマニュアル ¥17,850
ダイブマスターDVD ¥5,040
eRDPML ¥4,620
ダイビングナレッジワークブック ¥4,179
合計 ¥49,392

次に航空券の手配。今回はJALのマイレージでマニラまで飛び、そしてそこからフィリピン航空の国内線でセブまで飛ぶことにした。フィリピン航空の分はJALのマイレージ担当が手配してくれ、燃油サーチャージも含め、約4万円となった。フィリピン航空の直行便でも59,000円程度なのであまり得した気分にはならないが、JALの担当者がフィリピン航空の国内線部分も一緒に手配することで荷物は23キロ×2がOKになる、と言ったのでJALで行くことにした。フィリピン航空の荷物のオーバーエクセスは厳しいのと、コストもかかるのでこういった問題は避けたかったのだ。

しかし、これがちょー失敗だった。詳しくは後述する。

次に、宿は長期になるのでP.C.Diversが入っているP.C.R.…パシフィック・セブ・リゾートではなく、マクタン島内にあるサンズインマクタンというアパートメントにした。10泊としても2万円程度だ。宿からP.C.R.まで8キロくらいなので、そんなに遠くないと思ったのが宿を別にした理由だ。ただ、この選択はやや失敗だった。P.C.R.に泊まらないことでコストは安くなるが、送迎でかなり時間を取られることが現地に着いてから判明。片道約25分くらいか。送迎は無料だしありがたいのだが、クルマは日本の軽トラを改造したようなバスだし乗り心地はよくない。それに加えてマクタン島はメインの通り以外はほぼ舗装されていない、ラフな道だ。

日本で言うと昭和30年代の田舎であるw。

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ダイブマスターへの道-序章

ダイブマスターの資格、というか講習を受けようと思ったのはなぜだろうと今でも考える。普通にダイビングしている分にはまったく必要ないもの。普通のCカードですら、20代で取ろうと思っていたのに結局40代後半になってやっと取得したわけだし、それまでダイビングは生活の一部でもなんでもなかった。

ただ、現在ダイビングをしていて上手に潜れない自分に腹立たしいのは確かだ。そして必然的にスキルを磨きたくなった。中性浮力だの各スキルだの、もう一度学び直したい、余裕を持って潜りたい、という気持ちがあったときにレスキュー講習を受けた。ファンダイビング、OW、AOWとも今まではお客さんとして潜ることを教わっていたのだろうと思う。そのためレスキューのときは今までの受け身のダイビングとは異なるんだな、と実感した。そしてダイブマスターを取ろうという気持ちが固まったのだと思う。自分の身の上に起きていることなのに思うというのもおかしい気がするけど。

しかしながら、その上のインストラクターはさすがに生業にするつもりはないから、取る事はないだろう、と現時点では思っているが、これもまだ不明だ。ダイブマスターを取った後に考えることにする。

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ダイビングブログを始めました

以前は異なるブログに書いておりましたが、ダイビング関連とPC関連、そして写真などが混ざると非常に散漫としたブログになるので、ダイビング用に別途作りました。いつまで続くかわかりませんが…。

とりあえずダイブマスター修行の話をつらつらと書いていきます。