ダイブマスターへの道-3章:始まり 1日目

フィリピンってすげー国だ。

早朝に迎えに来てもらい初めてショップに移動中に思ったことだ。空港から宿までは夜だったこともあって、あまり状況が読めなかった。それに空港周りは道路もしっかりしているし、街っぽい。だが、マクタン島のリゾート地域を通る道路の周辺はもうスゴい状態。そこらへんにヤギや牛、そして鶏がいる。野生じゃなく飼育されているようだが、放し飼い。フリーダムな作りの家がほとんど。なんというか冬という季節があったら、凍え死にする人が続出するだろうな、と思う街。暑い国はすべてが適当でも死にはしないのだろう。この光景は最初はかなりの衝撃だったが3日するうちに慣れてきたw

ま、こんな感じの街ですw

さて、いよいよP.C.Diversに到着し、いよいよダイブマスター講習(以下DM講習)の始まりだ。

最初はオリエンテーション。日本人インストラクターのシズちゃんこと山口さんから受ける。ここではスケジュールなどの概略などを説明してもらう。だが、予定は予定なのでガンガン変わるので前日にスケジュールを決定します、とのこと。初日だが、一応器材類は全部持ってきたので潜る用意はあるのだが今日は潜るかどうかは不明。

そしていきなりDM講習として一番自分がイヤだな、と思うスタミナスキルからのスタートになった。インストラクターはジュリーさん。かなりでっかいカラダだけど優しくてダイビングは当たり前だけど、上手な人。その人についてもらい、まずは立ち泳ぎのチェックから。このDM講習の立ち泳ぎは15分間行ううち、最後の2分は水から手を出さなければならないというもの。息をめいっぱい吸って、浮力を確保し顔だけ出すようにして脱力して浮くようにする。真面目に泳ぐと疲れるのでこれで浮いている状態を作るわけだ。そして最後の2分間は多少足を使いつつクリア。これはできてしまえば満点の5点。最後のパートで手を水に入れちゃうと3点。ここで得点を稼がないとクリアできないのでがんばってみた。

次は400m水泳。このためにプールに通っていたのだけど、練習していたプールに問題があり、ターンするときに隣のコースへ変更しないとダメなプールなのでまともに400m連続で泳げてないため不安だった。とにかくこれを泳がなければ何度でもやらされるので、途中疲れて背泳ぎを混ぜながらもなんとか完泳した。点数は1点wまったくもってタイムなど期待しようもなかった。中学生の時は水泳部だったのに、などと悔しがってもこれが40代の現実だ。しくしく。

取りあえず本日はスタミナスキルはこれでお終い。次に基本スキル20と、スキンダイビングスキル4つの24項目サーキットを行う。これは先にジュリーさんが教えてくれて、そのまま連続して自分も行う。気をつけなければならないのはスキルをできればいいのではなく、デモンストレーションレベルで行わなければならないこと。このデモンストレーションレベル、というのは今後の講習でも頻繁に出てくるキーワードだし、インストラクター試験でも必要になるところ。

デモンストレーションレベルなので、ゆっくりしっかり確実におおげさにデモするわけだ。DM教材として購入したDVDに収録されている。しっかり見ておいたので頭の中でイメトレは出来ていたので無難にこなせた。

午後は学科である。宿題として出されていたダイブマスターマニュアルのナレッジレビュー答え合わせをして提出。とは言っても自分で答え合わせして、もうひとりの日本人イントラの加藤さんへ提出。その際に間違ったところを理解しておく。次に山口さんとテスト本番。これは前半のパートのみを行う。今思うと、このとき後半もやってもらえばよかったような。まだ覚えているうちに、という姑息な理由だけど。

取りあえず学科試験の前半は問題なく合格。以前よりも簡単になったらしい。確かにテストよりもナレッジワークブックの方がはるかに難しい。ナレッジワークブックは宿題としてやらなければならないものだったが、提出はない。ただ、このナレッジワークブックをマニュアルを見ながら埋めるだけでも、かなりの苦労。マニュアルをかなり精読しないといけないし、探すのも大変。そこらへんをやらせるための宿題なんだな、と理解する。たぶん、これをちゃんとやっていなかったら、テストはまったくダメだったろうな、と思う。

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