IEやIDCに必須な器材は指示されるのでそれは従ったとして、自分が選んだ器材だったり、これを持って行けば便利かも、というのを記述する。少しでも参考になればうれしい。
重器材
BCD
今回BCDは新品のTUSA BCJ-1650 Passageを持って行った(※ソニアのおねーさんが着ているリンクはこちらw→TUSA【BCJ-1650】パッセージ)。すでに2万円ちょっとのBCDなんだけど、軽くて旅行にはいいと思う。ウエイトポケットもあるし、右肩にダンプバルブがないのは玉に瑕なんだけど、リング類もそれなりにあるし、ポケット内にもリングがありライトなどをスパイラルケーブルでつないでおくにも便利。マイナス浮力がないのでアルミだと浮き気味なのがちょっとイヤかも。ウエイトポケットに1㎏ずつ入れるとなんとか安定。後は絶対的な浮力が足りないので、そこらへんはご注意。
これ、もう作ってないみたいなので市場在庫のみのようだ。海外モデルだとBCJ-1800ってのがあるようだが、正規には売ってない。TUSAって国内で売ってない海外モデルがけっこう多い。例えばバックフロートタイプのコレなど。XLサイズのブラダーにLサイズのハーネスを合体させたものが欲しい。
従来使い慣れたBCDはサイズが合わなくなったので使えなくなったためこれに切り替え。しかし、これももしインストラクションするときが来たら使えないBCDかも。浮力が小さいので他の人を支えるシーンが来たら支えきれない。
レギュなど
自分が愛用しているレギュレーターはBismのmic21モデルのもの。真鍮製のファーストステージであり、重い。Bism型番だとRK3000番相当のモノで2ndステージがクルクル回るし、非常に吸いやすいレギュだと感じている。ホースも柔らかいので首を回すときでも、ほぼ抵抗感はない。
オクトパスはアクアラングABSで、残圧計(コンパス)はBismのGK2121。レギュ以外は非常に軽量なものだ。Bismのチタンレギュも欲しいが、あんまり軽くないから悩みどころ。ここらへんは自分が慣れた器材の方がストレスないと思う。Apeksのフライトレギュが欲しいけど、器材ばっかり買ってもねぇ…。
軽器材
この器材も普段使っているものの方がストレスはないので、それを使うのがベストだと思う。自分は例によってサイズの違いが出てウェットは新品になった。マレスの廉価版のを例のごとく個人輸入で購入したものだ(1万円しなかった)。最初はキツいと思ったが二三回着れば慣れるのでIEのときには、慣れていたので違和感はなかった。
フィンはTUSAのKAIL。それなりに蹴りごたえもあるし、パワーをそれほど必要としないので、自分には使いやすい。スーパーミューだとちょっとヘビーに感じる。それと、KAILはフルフットフィンの中では軽いと部類だ。スーパーミューはちょっと重い。アポロのバイオフィンをダイブマスターの時には持って行ったが、かなり重いので閉口した。
マスクはいつものTUSA M-19SQB。一眼タイプで見やすいものを使っている。容量の差はあまり気にならない。スノーケルは必須になるので(ファンダイビングのときはほとんど付けないけど)、軽量で邪魔にならないものを持って行けばいいと思う。
その他
クエストや指示棒は前述しているが、必須なわけではない。実際のIDCやIEでは一切使わないだろうし。そのかわり鉛筆数本と消しゴム、鉛筆削り、ボールペンなどの筆記用具を複数本、ラインマーカーとノートを三冊程度は必要になる。フィリピン・セブではノートのまともなものを手に入れるのは結構大変なので日本から持ち込んだ方がよい(グランドモールのようなでっかいモールに行けばなんとかなる)。筆記具や鉛筆類も同様。スレートを購入すると海の中で使うための鉛筆は付属するが、これだけでは足りないので鉛筆を何本か用意すべきだろう。
日本で開催されるIEなら近くのコンビニで揃うものも、海外だとあらかじめ用意しないと入手に苦労する羽目になる。
その他通常のダイビングでも使うモノで用意しておいた方がいいのは、マスクの曇り止め、以下のようなタオル類。軽くてかさばらない吸水性のいいタオルは必携というほど便利だ。
また、フロートシグナル・水中ライト・ポケットマスク(ゴムバンドつき)・グローブなどはIDCとIEを通して必携として指示されているので持って行くとは思う。プラスして、レスキュー呼吸用のRESACOはEFRIのときに必要になるだろうから、レスキュー講習のときに入手しているものを持って行った方がよいと思う。
他にはスレートを消すためのスポンジ(メラミン製の激落ちくんとか)を持って行くといい。スレートは何度も書き直すので、消しゴムだと大変。
実際にIDCを受講するときやIEを受験するときには先輩やコースディレクターからある程度のアドバイスはもらえるだろうから、それほどは心配しなくてよいだろうが、一応あると便利なものはなんですか?と尋ねるといいと思われる。聞かれないと思い出せないものも多々あるからだ。