バルト海に沈む巨大物体の正体

今年の頭に、オーシャンエクスプローラ社が発見したバルト海に沈んでいる、という巨大物体の記事が話題になった(CNNが記事にするまでたいした話題じゃなかったみたいだけど)。すっかり忘れていたのだが、どうなったのかな?とオーシャンエクスプローラ社のサイトを見てみると…。

以下のような記事が。本日アップデートされたばかりのホヤホヤの記事だ。Google翻訳を使っているので多少おかしくなっているところはご容赦。できるだけ直したつもり。

2012/6/15 プレスリリース

トレジャーハンター、オーシャンXチームは、バルト海の神秘的な円形のオブジェクトに潜り、ユニークなものを発見しました

トレジャーハンターは、海底に何らかの異常を発見したことを確認しました

ストックホルム、スウェーデン、2012年6月15日

オーシャンXチームは、バルト海で円形のオブジェクトに潜り、彼らが今までに経験したことのないものに出会いました。 続きを読む

Miflexホースがリコールだった

前回LeisureProから購入した器材のうち、Miflexホース(いわゆるフレックスホース)がメインだったのだが、実はひとつだけ前回のリストを訂正すべきものがあった。それがこれ。

XS Scuba Miflex High Pressure Hoses 30" $43.00

これ、3月にLeisureProから「製造元がディスコン(販売中止)になっていて入らないから、BLUE REEF HP FLEX HOSE 33" BLACK for $36.95でもいいか?」と尋ねられた。別段性能上変わりもなく問題ないし、早く届いたほうがいいので「もちろんOK」と返したので、それを受け取っていたのだが、ディスコンになっていた理由が先日わかった。

こちらの消費者庁のPDFを見ると詳細がわかるのだが、よーするにMiflexホースの高圧ホースが破裂する、ということだ。もちろんすべてではなくて特徴が述べられているが、本家のXS Scuba社サイトでもリコールされていることが告知されている。

というわけでもしこのホースを買っちゃっていた人はすぐに連絡して交換してもらうほうがいいと思われる。というか必須。水中で高圧ホースが破裂すると、それなりの衝撃と空気漏れがある…らしいし、簡単に想定できる。一気にエアがなくなるわけではないので、万一破裂してもバディのオクトパスをちゅーちゅー吸って浮上すれば安全に浮上できるだろうが、精神衛生上ロシアンルーレットしながらダイビングするのもおかしいので、素直に交換しておいたほうがいい。

ただ、アメリカに送ることになるのでかなり面倒なのは確か。国内で購入していればこの部分は国内で処理できるのでコストはかからない。ま、ここらへんも個人輸入のリスクと言えるか。なんて思ってたんだが、国内扱いのエフエルコーポレーションは、中圧しか扱ってないよう。村上商事扱いだと高圧ホースもあるようだけど。ここらへん国内代理店も複雑だな。

SUBGEAR XP-10

意外にSUBGEAR XP-10で検索されてこのブログに来る人が多いよう。MaresのMATRIXの方が注目されているだろうから、絶対数はMATRIXの方が段違いに多い。今年発売され、Maresブランドだし、先進的な機能もあるのだから、当然と言えば当然。

しかし、このXP-10も廉価な割にはちゃんと使えるダイコンなので、予算ないけどダイコン欲しい、ってな人にはお勧めできると個人的には思う。というわけでこれから買う人の参考になれば、ということでメモ的に書いておく。

まず良いところ。

  1. 価格が非常に安い。
    なんだかんだ言って2万円を切るんだから。ちょっと上にはSUUNTOのZoopがあるけど、5千円くらいの違いがある。この価格帯で5千円差はでかい。

    【ダイブコンピューター】SUBGEAR/サブギア 日本正規品 XP10[205590260000]

    SUBGEAR XP-10
    価格:17,500円

  2. PCとのコネクションがカンタン。
    USBのIrDAインターフェイスなどを用意しないといけないのだが、それだけ用意すればパソコンにつながっちゃう。他の高級ダイコンなどの場合には、インターフェイスだけで1万円から2万円などとあほらしいプライスを付けているものもある。その中でこれさえプラスすればいいのだから、オトクだ。
    問題はIrDAインターフェイスが若干過去の遺物化していて、入手性に難があるかもしれない。もっともAmazonで買えるから問題ないだろう。もっと安いのがいい!という人は香港にあるDealExtremeで買うことをオススメ。送料無料。だが、いつ届くか若干不安にさせられるw
  3. 窒素がグラフで見える。
    あくまでも目安程度にしかならないが、窒素が溜まっている量がグラフで見える。緑のエリアから黄色のエリアなら大丈夫ということになる。赤のエリアはデコを出した、という状態だ。
  4. ちゃんとエンリッチドエア(Nitrox)対応。
    22%から50%まで設定できる。というか今時設定できないダイコンもないだろうけど。
  5. 浮上速度違反が可変。
    深度に応じて浮上速度の基準レートが変化する。例えば27mより浅い場合には11m/分。しかし18mより浅い場合には9m/分というように。闇雲に18m/分以下ならいいんでしょ、という雑な計算はしていない。
  6. ソフトが意外にしっかりしてる。
    パーフェクトではないけれど、Dive Demoというソフトでログ管理ができる。日本語入れると落ちたりするが、とりあえず使える。時間などもあとで修正できる(複数ダイブまとめて)ので、海外のスポットで、時差を直さずにダイビングしちゃったとしても問題ない。 続きを読む

水に入らないとイライラ

フィリピンから帰ってきて最初の週末。前後の時期は二週間ぶりに帰ってきたというのに仕事もなく、これだったら沖縄行っても大丈夫だったんじゃないか?と思うほど。月曜日に潜って火曜日に帰ってきて、まだパッキングもちゃんと解いていないその週末なんだから少しはガマンしろよ、と真面目なオレが耳元で囁いているし自分でもそう思うのだが、やはり数日水に入らないと気持ちがざわざわする。やっかいなものだ。

その気持ちを静めるために土曜日には区民プールに行き1時間ほど泳いだ。スクーバのようにレギュをくわえていいわけでもないし、フィンは大丈夫そうだけどマスクとスノーケルはダメだろうから、普通に泳ぐわけなんだがウェットは着られない。カラダがフィリピンに慣れきっているためか水温29℃もあるのにウェットスーツがないので寒い。泳いでいるウチに汗かいてくれば解消はするのだが。

ダイビングを始めてからと言うもの、定期的に浮遊感というものを感じないとダメになっちゃったのか?という気がする。いや、本当はフィリピンや夏の沖縄の日差しが恋しいだけだ。昨年はニュージーランドや石垣島をはじめとして、週に一度は釣りに行き日差しを浴びていた。その習慣が今年はなくなり、天気が良くてもオフィスにいることが多いわけで、そのために感覚が狂っているのかもしれない。いや、それが普通のサラリーマンなんだけどと自分にツッコミを入れつつ、すでに普通じゃない自分にはなかなかシンクロできない感覚なのだった。

セブに滞在中は洗濯物をリゾートの人に洗ってもらっていた。洗いざらしのTシャツには、洗濯したときに使った柔軟剤の匂いが残っていて、少しフローラルでトロピカルなダウニーの香りが残っている。その洗濯してもらった最後のTシャツを着て、その残り香にセブ島の熱い日差しとむわっとした空気を思い出し、その感覚に包まれる。

いつか早めに仕事をリタイヤして、ダイブトリップしながら、日常にはない香りに包まれて暮らしたいと思いながら明日のために仕事の準備をする。そんな週末だった。

二度目のセブ(マクタン)で行ったところメモ

誰に役立つのかまったくわからないが、自分のメモがわりに書いておこう。

    • トライシクル
      今回はあまりタクシーは使わずトライシクルに乗ってた。俗に言うバタバタ。自転車のものはトライシカルというらしい。バイクバージョンがトライシクル。スペシャル、というと貸し切りで、グランドモールからKONTIKI BEACH RESORTまで100ペソくらいだ。まぁ、乗り心地は悪いし、事故ったらすんごくケガしそうだけど、それほどスピードは出さないので、死ににくいかもねw
    • 海舟
      日本食のお店。送迎付きなので利用したけど、バカ高いw味は…普通かな。個人的にはのんきの方がいい。
    • ドルティン Dorting
      地元の人しかほぼいない串焼き屋さんというかバーベキュー屋さんというか。飾ってあるお肉を適当に選んで、焼いてもらう。ひとり200ペソもあれば死ぬほど食える。こんな感じのお肉たちだ。

      とにかくうまい。日本人の口にも合います。

      場所は…わかりづらいけど、以下の場所。一応看板も出ている。たぶん地元の人なら知っていると思うのでトライシクルのおっちゃんなどに、どるてぃん!と言ってみるとわかるかもしれないw

      大きな地図で見る

    • グランドモールにあるレッドリボン
      ケーキ屋さん。ここのお菓子はフィリピン航空の機内食のお菓子にも採用されていて、それなりにおいしい。ブッシュドノエルみたいなロールケーキ(長さ30センチくらいある)が300ペソくらい。全部食ったら死ねるかも。自分は切ってあるロールケーキと、コーヒーのセットを食べた。なかなかのコーヒーだったので幸せだった。ロールケーキは甘いけど、TOPSのチョコレートケーキなみだと思えばよろしあるね。

      それなりにおいしかった。後悔しないと思う。

      あと、ここのブラウニーもなかなか。一個16ペソだったかと。

    • ココナッツガーデン
      ここも送迎付き。一人でもOKなので、ぼっちな旅行していてちゃんとしたものを安全に行き来して食べたいときには便利。なんせ往復だけで200ペソくらいかかっちゃうから。ここで一人でガッツリ食べても300ペソくらいなので、交通費考えればリーズナブル。個人的にはマリバゴグリルより気に入ったので、三回も行った。帰りは宿ではなくグランドモールに連れて行け、とかいうと連れて行ってくれる。
      味は普通ですが日本人向きかと。焼肉食べ放題とかもあるんだけど、あまりオススメはしない、とダイブサービスの人には言われた。ま、たくさんいるときにチャレンジしようかと思った。

      豚バラ肉の焼き物。おいしい。

    • Pajac Maribago road Crossing近辺のレチョンマノック
      何言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、以下の場所にある鶏の丸焼きである、レチョンマノックを焼いている店がおいしかったので紹介しておきます。KONTIKIから歩いても買いに行けるしね。ひとつ(一羽)130ペソ。一人で余裕で食えるぜ!
      大きな地図で見る

IEとIDCで準備した器材

IEやIDCに必須な器材は指示されるのでそれは従ったとして、自分が選んだ器材だったり、これを持って行けば便利かも、というのを記述する。少しでも参考になればうれしい。

重器材

BCD

今回BCDは新品のTUSA BCJ-1650 Passageを持って行った(※ソニアのおねーさんが着ているリンクはこちらw→TUSA【BCJ-1650】パッセージ)。すでに2万円ちょっとのBCDなんだけど、軽くて旅行にはいいと思う。ウエイトポケットもあるし、右肩にダンプバルブがないのは玉に瑕なんだけど、リング類もそれなりにあるし、ポケット内にもリングがありライトなどをスパイラルケーブルでつないでおくにも便利。マイナス浮力がないのでアルミだと浮き気味なのがちょっとイヤかも。ウエイトポケットに1㎏ずつ入れるとなんとか安定。後は絶対的な浮力が足りないので、そこらへんはご注意。

これ、もう作ってないみたいなので市場在庫のみのようだ。海外モデルだとBCJ-1800ってのがあるようだが、正規には売ってない。TUSAって国内で売ってない海外モデルがけっこう多い。例えばバックフロートタイプのコレなど。XLサイズのブラダーにLサイズのハーネスを合体させたものが欲しい。

従来使い慣れたBCDはサイズが合わなくなったので使えなくなったためこれに切り替え。しかし、これももしインストラクションするときが来たら使えないBCDかも。浮力が小さいので他の人を支えるシーンが来たら支えきれない。

レギュなど

自分が愛用しているレギュレーターはBismのmic21モデルのもの。真鍮製のファーストステージであり、重い。Bism型番だとRK3000番相当のモノで2ndステージがクルクル回るし、非常に吸いやすいレギュだと感じている。ホースも柔らかいので首を回すときでも、ほぼ抵抗感はない。

オクトパスはアクアラングABSで、残圧計(コンパス)はBismのGK2121。レギュ以外は非常に軽量なものだ。Bismのチタンレギュも欲しいが、あんまり軽くないから悩みどころ。ここらへんは自分が慣れた器材の方がストレスないと思う。Apeksのフライトレギュが欲しいけど、器材ばっかり買ってもねぇ…。

軽器材

この器材も普段使っているものの方がストレスはないので、それを使うのがベストだと思う。自分は例によってサイズの違いが出てウェットは新品になった。マレスの廉価版のを例のごとく個人輸入で購入したものだ(1万円しなかった)。最初はキツいと思ったが二三回着れば慣れるのでIEのときには、慣れていたので違和感はなかった。

フィンはTUSAのKAIL。それなりに蹴りごたえもあるし、パワーをそれほど必要としないので、自分には使いやすい。スーパーミューだとちょっとヘビーに感じる。それと、KAILはフルフットフィンの中では軽いと部類だ。スーパーミューはちょっと重い。アポロのバイオフィンをダイブマスターの時には持って行ったが、かなり重いので閉口した。

マスクはいつものTUSA M-19SQB。一眼タイプで見やすいものを使っている。容量の差はあまり気にならない。スノーケルは必須になるので(ファンダイビングのときはほとんど付けないけど)、軽量で邪魔にならないものを持って行けばいいと思う。

その他

クエストや指示棒は前述しているが、必須なわけではない。実際のIDCやIEでは一切使わないだろうし。そのかわり鉛筆数本と消しゴム、鉛筆削り、ボールペンなどの筆記用具を複数本、ラインマーカーとノートを三冊程度は必要になる。フィリピン・セブではノートのまともなものを手に入れるのは結構大変なので日本から持ち込んだ方がよい(グランドモールのようなでっかいモールに行けばなんとかなる)。筆記具や鉛筆類も同様。スレートを購入すると海の中で使うための鉛筆は付属するが、これだけでは足りないので鉛筆を何本か用意すべきだろう。

日本で開催されるIEなら近くのコンビニで揃うものも、海外だとあらかじめ用意しないと入手に苦労する羽目になる。

その他通常のダイビングでも使うモノで用意しておいた方がいいのは、マスクの曇り止め、以下のようなタオル類。軽くてかさばらない吸水性のいいタオルは必携というほど便利だ。

また、フロートシグナル・水中ライト・ポケットマスク(ゴムバンドつき)・グローブなどはIDCとIEを通して必携として指示されているので持って行くとは思う。プラスして、レスキュー呼吸用のRESACOはEFRIのときに必要になるだろうから、レスキュー講習のときに入手しているものを持って行った方がよいと思う。

他にはスレートを消すためのスポンジ(メラミン製の激落ちくんとか)を持って行くといい。スレートは何度も書き直すので、消しゴムだと大変。

実際にIDCを受講するときやIEを受験するときには先輩やコースディレクターからある程度のアドバイスはもらえるだろうから、それほどは心配しなくてよいだろうが、一応あると便利なものはなんですか?と尋ねるといいと思われる。聞かれないと思い出せないものも多々あるからだ。