バルト海に沈む巨大物体の正体

今年の頭に、オーシャンエクスプローラ社が発見したバルト海に沈んでいる、という巨大物体の記事が話題になった(CNNが記事にするまでたいした話題じゃなかったみたいだけど)。すっかり忘れていたのだが、どうなったのかな?とオーシャンエクスプローラ社のサイトを見てみると…。

以下のような記事が。本日アップデートされたばかりのホヤホヤの記事だ。Google翻訳を使っているので多少おかしくなっているところはご容赦。できるだけ直したつもり。

2012/6/15 プレスリリース

トレジャーハンター、オーシャンXチームは、バルト海の神秘的な円形のオブジェクトに潜り、ユニークなものを発見しました

トレジャーハンターは、海底に何らかの異常を発見したことを確認しました

ストックホルム、スウェーデン、2012年6月15日

オーシャンXチームは、バルト海で円形のオブジェクトに潜り、彼らが今までに経験したことのないものに出会いました。

最初は彼らはそれを石や岩の崖だと思っていましたが、さらに観察した後、海底から3~4メートル/10-13フィート盛り上がった、巨大なキノコのようなオブジェクトは丸い側面と頑丈なエッジを持っていました。 オブジェクトには、開口部として、上からそれにつながる卵形の穴を持っていました。 オブジェクトの上に彼らはまた、小さな暖炉のように見える、奇妙な石のサークルの形成を発見しました。 石はすすに似た何かに覆われていました。

オーシャンXチームの一人のダイバー、Stefan Hogebornは言いました。"私の20年間のダイビングキャリアの中で、6000ダイブを含めて、私はこのようなものを見たことがありません。 通常は石は燃えません。 私たちが見たものを説明することはできません。でも他に思いつくものもあります"

オブジェクトから伸びているパスは、滑走路や下り坂のようになっていて、海底でフラットになっています。

"まず、これはただの石だと思ったが、これは何か他のものでしょう。バルト海での火山活動は今まで報告されていませんでしたし不思議なものを見つけたわけです。 我々は素人なので、自然によって作られただろうと推測することができますが、これは私が今までプロダイバーとしてたくさん経験してきた中で最も不思議なものです。"と、オーシャンXチームの創設者であるPeter Lindbergは言いました。

今、科学者たちは、円形のオブジェクトからサンプルを検査しており、ソナー画像処理の専門家が船からのデータを処理しています。うまくいけば、神秘的なオブジェクトをもっと明らかにすることができるでしょう。

というわけで、またも盛り上がってきている。もっともみんなが騒いでいたミレニアムファルコンであるわけもないだろうから、おそらく自然現象だろうし、憶測の中で述べられている今までに知られていなかったバルト海における火山活動の痕跡というのが正解に近いのだろう。非常に粘りけの強い溶岩が過去ちょっと噴火した、とか。近隣諸国にとっては今まで知られていなかった火山というのならそのリスクが顕在化するわけで、それがどの程度の規模なのか?また再噴火する可能性があるなら、どのくらいのスパンで起きるか、などが興味のポイントになると思われる。

日本でも海底遺跡か?、ということで与那国島のポイントが人気だが、自然にできたものでも人為的なものでも、それを見た人が好きに想像すればいいわけで答えはそれほど重要じゃないだろう。自分はケラマのウチャカシというポイントで切り立った段々になっている地形、階段状の地形を見て「をを、これは遺跡っぽい。すげー」と素直に感嘆した。通常自然の造形物は四角いものは少ないので、なおさらそう思った。バルト海の地形は四角くなく円形なので自然に存在するカタチにはよくあるが、これまでたくさん潜ってきたダイバーが初めて見る、というのだからかなり特異な地形なんだろうな。

このバルト海のポイントは、プロにしてみればそれほどの深さではない80mに位置している。そのため、これから頻繁に調査することになると思うのでどんな結果になるかをワクワクして待ちたい。なお、動画はこちらにあるがナニしゃべってるのかはちっともわからんw。使っている器材はサイドマウントのタンクにリブリーザーかな。ダイビングとしてはディープなのでやはりこういう器材になるんだな、とマジマジと見てしまった。

Exploring Lab. 1/48 しんかい6500
Exploring Lab. 1/48 しんかい6500
こういうのに乗ってみたい。

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