※このIEに関する一連の投稿はあくまでも自分が体験し感じたことであり、もちろんPADIの意見ではありませんし、他者から見た場合には違う意見もあると思います。あらかじめご了承ください。
本来なら6月2日からだったIE。それが参加人数が増えた、ということらしくいきなり一日前倒しになり、夕方からの開催になった。フィリピンに来る前の情報だと、参加人数が足りなくて開催されないかも…ということだったのに、三日前くらいに駆け込む人が多いらしい。日本では2週間前に締め切りなのに、PADI ASIA PACIFICでは、こういったことはよくあることなのだそうな。所変われば品変わる、というか品質が変わってもらっては困るが、多少のカルチャーの違いは気にしても仕方ない。
前日に前倒しになったので通訳にも一日増やしてもらわなければならないが、その調整はコースディレクターにお願いした。通訳料が上がってしまうが、ここでけちって落ちても困るしね。用意できるものは用意することにした。
とりあえず会場であるベラビスタホテル(マクタン島にある)に遅れずに入る。フィリピンとは思えないくらい内装はきちんとした普通のホテル(偏見だな、これ)。冷房も効いていてロビーのソファも快適。遅刻しないように30分前に入ったのはうちら日本人くらいだ。みんなギリギリ、もしくは若干遅れて到着していた。
会場に入って辺りを見回すと、他にIEを受験するのは韓国人が八名、フィリピン人が二名。そして、日本人が自分を入れて二名の合計12名となる。自分はブルーチームとなり、韓国人三名と同じチーム編成。レッドチームは八名というかなりアンバランスな編成だが、本来ならブルーチームはもう二名か三名いたらしい。日本と違って試験料の支払いが後払いなので、ドタキャンしたらしい。日本のIEではまずないことらしいが、海外ではよくあることなのだそうな。いきなり増えたり減ったりPADIも大変だな。さすが東南アジア。
最初のオリエンテーションは試験の内容説明と、課題が与えられる。自分のチームもここでわかる。オリエンテーションを終えるとさっそく学科試験。一般規準と、ダイビング理論の物理・生理・RDP・スキルと環境・器材の五科目テスト。各自にまず一般規準または、五科目テストが与えられ、それを一時間半で解く。もちろん時間を短縮して提出すれば、もうひとつの問題を渡され、それを解く。
自分は五科目が先になり、後半は一般規準だった。それぞれ一時間程度で解き、無事クリア。少し一般規準で間違いが多く88点だった…。ちょっと見直しもせずあっさりやり過ぎたかな。五科目はほぼパーフェクト。生理と物理で2問ずつ間違えた程度だった。電卓を忘れたので、浮力や圧力計算は手計算で行ったが、計算式が多いわけでもないので、問題なくできた。電卓がないと2,3分は損しているけれど。
なお、このオリエンテーションのときに限定水域とオープンウォーターで行うそれぞれのスキルプレゼンテーション、知識開発プレゼンテーション、レスキュースキルでの内容などが決められている。本来なら、初日に渡されるので、そのままその日に限定水域と学科プレゼンテーションは制作しないといけないのだが、今回は一晩(オープンウォーターは二晩)じっくり作れるわけだ。
最も、すでにIDCでここの部分はかなりトレーニングするし、IEの最中も空き時間、待ち時間はかなりあるので、IE中に作るのでもそれほどは困らない。
初日はこんな感じであっさりと終了。帰りにマリーナモール近くの「のんき」で食事して帰る。