Maresから新発売されたダイコン、Matrixを沖縄で使ってみました。本当はセブに持って行こうとしていたのに忘れてしまった、といういわくつき?のものです。なお、この記事はまったく役に立つ記事ではないような気がしますけど、とりあえず書くw
Mares MATRIX
二個目のダイコンなので、どこがどう優れている、とかレビューしてもあまり説得力がないのですが、以前使っていたダイコンとの比較でとりあえずファーストインプレッション。おいおい他の機能なり気づいたところをレビューします。
まず、以前使っていたのはSUBGEARのXP-10。非常に廉価なダイコンですが、機能は必要にして十分と自分では思っていました。ひとつだけ改善して欲しいなぁ、と思っていたのは安全停止タイマーが自動スタートしないこと。5m近辺に浮上してから、えいや、っとボタンを押すというカップラーメンタイマーと呼ばれても仕方のないタイマーでした。一緒に潜っていたガイドさんが、「まだなの?」と驚いちゃうくらいw
XP-10は、このようにしょうもないところがありますが、UWATECブランドになるとAladin G2と呼ばれるダイコンに変化します。こちらは安全停止は自動スタートするのですよ。ファームウェアが異なるだけで、このように差別化しちゃってるわけです。もっとも海外通販サイトを見ると、この二者には5千円程度の開きがあるのでやむを得ないところですが。
あ、話が散逸している。Matrixの話をしなくては。
さて、実際に使ってみて気づいたところは以下のようなところです。
- 浮上速度違反警告音が聞こえない
フードをかぶっていたせいか、浮上速度違反警告音に気づきませんでした。てっきり設定で音を消しているのか?と思ったのですがそんなこともなく。XP-10の方が派手に聞こえます。また今度注意して潜ってみることにしましょう。
- 飛行禁止時間が長い
これ、Maresのコンピュータを初めて使うのでそう思うのかもですが、3本潜ると飛行禁止時間が24時間になります。そこからカウントダウンなのでこの制限に従うと丸一日飛行機移動はできなくなります。まぁ、自分は18時間経過したので乗りましたけど。
- ディープストップがついている
今までのXP-10にはついてなかったので新鮮wま、それだけです。ただ、今回40mまで潜ってギリギリ、DECOにはならなかったのですが、12mで2分のディープストップを指示されました。とりあえず減圧症になるのはいやなのでちゃんと守りました。
- ストラップがちょー短い
5mmのウェットでしたが、自分のは袖口がスキンとジャージで二重になっているので回りません。そのため、ジャージの部分をまくって使いました(写真)。仕方ないので延長ストラップを買おうと思ったのですがまだ国内にはないので、仕方なくMares NEMO EXCELの延長ストラップを代用。ちょっと幅が合いませんが、よしとします。
気づいたのはこのくらいでしょうか。ログをPCに取り込めるところも別段XP-10に比べて優れているとは思えないし(XP-10はシンプルだけど必要にして十分なソフトウェアでいじくれます)、コストパフォーマンスでいうとどうなのかなぁ?という気がします。見た目とか考えなければ、G2でいいような気がします…。
なお、このMatrixは国内正規品ではありません。海外サイト(SCUBA STORE)か ら購入しました。どうせ国内品もまだ日本語化されていないし、高すぎるし。ダイコンの場合にはバッテリー交換をいずれしなくてはならないものなので国内正規品の方がいい、という考えもありますが、このMatrixは充電式なのでバッテリー交換するのは、おそらく自分が生きている間にすることはないようなw
国内で買うと8万円以上するところを半額程度の4万円で購入することができました。なお、本来Mares製品はこのサイトから通販できません。たまたまリニューアル時に若干バグっていたのでこっそり裏技的に買ったのでした(UK在住にして製品を調べ、そのURLを日本語モードのブラウザに入れてカートに入れる。現時点 ではこの技が使えなくなった)。
もうちょっと使い込んだらまたレビューしますね。
閑話休題:Mares日本のサイトなのですが、ところどころテンプレートのままだったりして、なんか変なサイトになってますね…。カタログも昨年のものに比べると今年はデザインがひどいというか素人っぽい。モビーから独立したかのように見えていますけど、住所は一緒だしな。なんか早いところしっかりして欲しいですね。