SCUBAStoreが使い物にならなくなってきた

MATRIXの返品に関しては進展がない。さて、その後つらつらとScuba Storeを見ていて気づいたこと。日本に個人輸入可能なブランドが激減している。以前からMaresはダメだったのだが、ScubaproやAqualung、ApeksもSUBGEARですら日本からは注文できなくなっていた。ほぼ重器材も軽器材もメジャーブランドはほとんど買えなくなってしまっている状態。

価格も安く、送料もそれなりに安いショップではあったのに、これだともう利用できるシーンはなくなってしまった。残念だな…。

Miflexホースがリコールだった

前回LeisureProから購入した器材のうち、Miflexホース(いわゆるフレックスホース)がメインだったのだが、実はひとつだけ前回のリストを訂正すべきものがあった。それがこれ。

XS Scuba Miflex High Pressure Hoses 30" $43.00

これ、3月にLeisureProから「製造元がディスコン(販売中止)になっていて入らないから、BLUE REEF HP FLEX HOSE 33" BLACK for $36.95でもいいか?」と尋ねられた。別段性能上変わりもなく問題ないし、早く届いたほうがいいので「もちろんOK」と返したので、それを受け取っていたのだが、ディスコンになっていた理由が先日わかった。

こちらの消費者庁のPDFを見ると詳細がわかるのだが、よーするにMiflexホースの高圧ホースが破裂する、ということだ。もちろんすべてではなくて特徴が述べられているが、本家のXS Scuba社サイトでもリコールされていることが告知されている。

というわけでもしこのホースを買っちゃっていた人はすぐに連絡して交換してもらうほうがいいと思われる。というか必須。水中で高圧ホースが破裂すると、それなりの衝撃と空気漏れがある…らしいし、簡単に想定できる。一気にエアがなくなるわけではないので、万一破裂してもバディのオクトパスをちゅーちゅー吸って浮上すれば安全に浮上できるだろうが、精神衛生上ロシアンルーレットしながらダイビングするのもおかしいので、素直に交換しておいたほうがいい。

ただ、アメリカに送ることになるのでかなり面倒なのは確か。国内で購入していればこの部分は国内で処理できるのでコストはかからない。ま、ここらへんも個人輸入のリスクと言えるか。なんて思ってたんだが、国内扱いのエフエルコーポレーションは、中圧しか扱ってないよう。村上商事扱いだと高圧ホースもあるようだけど。ここらへん国内代理店も複雑だな。

SUBGEAR XP-10

意外にSUBGEAR XP-10で検索されてこのブログに来る人が多いよう。MaresのMATRIXの方が注目されているだろうから、絶対数はMATRIXの方が段違いに多い。今年発売され、Maresブランドだし、先進的な機能もあるのだから、当然と言えば当然。

しかし、このXP-10も廉価な割にはちゃんと使えるダイコンなので、予算ないけどダイコン欲しい、ってな人にはお勧めできると個人的には思う。というわけでこれから買う人の参考になれば、ということでメモ的に書いておく。

まず良いところ。

  1. 価格が非常に安い。
    なんだかんだ言って2万円を切るんだから。ちょっと上にはSUUNTOのZoopがあるけど、5千円くらいの違いがある。この価格帯で5千円差はでかい。

    【ダイブコンピューター】SUBGEAR/サブギア 日本正規品 XP10[205590260000]

    SUBGEAR XP-10
    価格:17,500円

  2. PCとのコネクションがカンタン。
    USBのIrDAインターフェイスなどを用意しないといけないのだが、それだけ用意すればパソコンにつながっちゃう。他の高級ダイコンなどの場合には、インターフェイスだけで1万円から2万円などとあほらしいプライスを付けているものもある。その中でこれさえプラスすればいいのだから、オトクだ。
    問題はIrDAインターフェイスが若干過去の遺物化していて、入手性に難があるかもしれない。もっともAmazonで買えるから問題ないだろう。もっと安いのがいい!という人は香港にあるDealExtremeで買うことをオススメ。送料無料。だが、いつ届くか若干不安にさせられるw
  3. 窒素がグラフで見える。
    あくまでも目安程度にしかならないが、窒素が溜まっている量がグラフで見える。緑のエリアから黄色のエリアなら大丈夫ということになる。赤のエリアはデコを出した、という状態だ。
  4. ちゃんとエンリッチドエア(Nitrox)対応。
    22%から50%まで設定できる。というか今時設定できないダイコンもないだろうけど。
  5. 浮上速度違反が可変。
    深度に応じて浮上速度の基準レートが変化する。例えば27mより浅い場合には11m/分。しかし18mより浅い場合には9m/分というように。闇雲に18m/分以下ならいいんでしょ、という雑な計算はしていない。
  6. ソフトが意外にしっかりしてる。
    パーフェクトではないけれど、Dive Demoというソフトでログ管理ができる。日本語入れると落ちたりするが、とりあえず使える。時間などもあとで修正できる(複数ダイブまとめて)ので、海外のスポットで、時差を直さずにダイビングしちゃったとしても問題ない。 続きを読む