ダイブマスターへの道-6章:4日目

四日目。学科試験の残り。54点/60点。PADIの問題が間違えていて、1点少なかったのをシズちゃんにコレであってるはず、と食い下がりチェックしてもらう。問題が間違っているのはよくあることらしい。とりあえずこれで学科は全部修了。スタミナスキルも終わっているのでほっとしている。ちょっとのんびりモードかもしれない。午後から水中マップ作成を行うので、その予習やら緊急アシストプラン作成、そしてブリーフィングの下書きなど机上の作業を行う。

ダイブショップから海を見る

午後はポーさんをバディにして、PCRの桟橋ポイント水中マップ作成のためのダイビング2本を行う。最初4本潜りたいと言ったら、ポーさんにどん引きされる。あれ?加藤さんはそのくらい潜ったと言ってたのになぁ?と思ってシズちゃんに確認すると、一日じゃ無理でしょっ!と突っ込まれる。あ、別日想定なのですな。

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ダイブマスターへの道-4章:2日目

二日目ともなると、それほど緊張はしない。午前はジュリーさんが行うオープンウォーター講習のプール実習のアシスタントとして参加。昨日もスキルサーキットをやっていたので、その復習ちっくに自分でも横で見ながら練習してみる。もちろん講習生がトラブルを起こした時のためのサポートなので、講習生がやるときにはしっかり見ている…つもり。人のやっているのを見ると自分にも勉強になる。やはり人それぞれストレスのポイントや出来不出来はあるので興味深かった。

午後はプール実習の残りをやったあと海洋実習に同行。P.C.R.の桟橋ポイントである。ここの桟橋、700mもあるために歩くだけで一苦労。まずは、一本目で全員でエントリーして水底に集合するが、途中でストレスを抱えた人が浮上して脱落。そのため、ジュリーさんは残りの講習生を相手に講習を続け、自分はその人を曳航して一本目は中断した。

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ダイブマスターへの道-3章:始まり 1日目

フィリピンってすげー国だ。

早朝に迎えに来てもらい初めてショップに移動中に思ったことだ。空港から宿までは夜だったこともあって、あまり状況が読めなかった。それに空港周りは道路もしっかりしているし、街っぽい。だが、マクタン島のリゾート地域を通る道路の周辺はもうスゴい状態。そこらへんにヤギや牛、そして鶏がいる。野生じゃなく飼育されているようだが、放し飼い。フリーダムな作りの家がほとんど。なんというか冬という季節があったら、凍え死にする人が続出するだろうな、と思う街。暑い国はすべてが適当でも死にはしないのだろう。この光景は最初はかなりの衝撃だったが3日するうちに慣れてきたw

ま、こんな感じの街ですw

さて、いよいよP.C.Diversに到着し、いよいよダイブマスター講習(以下DM講習)の始まりだ。

最初はオリエンテーション。日本人インストラクターのシズちゃんこと山口さんから受ける。ここではスケジュールなどの概略などを説明してもらう。だが、予定は予定なのでガンガン変わるので前日にスケジュールを決定します、とのこと。初日だが、一応器材類は全部持ってきたので潜る用意はあるのだが今日は潜るかどうかは不明。

そしていきなりDM講習として一番自分がイヤだな、と思うスタミナスキルからのスタートになった。インストラクターはジュリーさん。かなりでっかいカラダだけど優しくてダイビングは当たり前だけど、上手な人。その人についてもらい、まずは立ち泳ぎのチェックから。このDM講習の立ち泳ぎは15分間行ううち、最後の2分は水から手を出さなければならないというもの。息をめいっぱい吸って、浮力を確保し顔だけ出すようにして脱力して浮くようにする。真面目に泳ぐと疲れるのでこれで浮いている状態を作るわけだ。そして最後の2分間は多少足を使いつつクリア。これはできてしまえば満点の5点。最後のパートで手を水に入れちゃうと3点。ここで得点を稼がないとクリアできないのでがんばってみた。

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ダイブマスターへの道-序章

ダイブマスターの資格、というか講習を受けようと思ったのはなぜだろうと今でも考える。普通にダイビングしている分にはまったく必要ないもの。普通のCカードですら、20代で取ろうと思っていたのに結局40代後半になってやっと取得したわけだし、それまでダイビングは生活の一部でもなんでもなかった。

ただ、現在ダイビングをしていて上手に潜れない自分に腹立たしいのは確かだ。そして必然的にスキルを磨きたくなった。中性浮力だの各スキルだの、もう一度学び直したい、余裕を持って潜りたい、という気持ちがあったときにレスキュー講習を受けた。ファンダイビング、OW、AOWとも今まではお客さんとして潜ることを教わっていたのだろうと思う。そのためレスキューのときは今までの受け身のダイビングとは異なるんだな、と実感した。そしてダイブマスターを取ろうという気持ちが固まったのだと思う。自分の身の上に起きていることなのに思うというのもおかしい気がするけど。

しかしながら、その上のインストラクターはさすがに生業にするつもりはないから、取る事はないだろう、と現時点では思っているが、これもまだ不明だ。ダイブマスターを取った後に考えることにする。

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